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若い方も要注意!「乳がん」の原因とその対策


2017年7月7日 更新
乳がんについて

増え続ける罹患者数

現在、乳がんは14人に1人の割合で発症すると言われており、年間で6万人以上の方が乳がんと診断されています。
また死亡率も年間約13,000人(乳がんを発症した人の30%程度)と、30年前と比較して3倍以上にも増加しています。

どの年齢層に多い?

乳がんは、がんの中でも特に若い方が罹患する割合が高く、30代後半から徐々に増加し40代後半~50代前半が罹患率のピークになります。
また、まれに20~30代で罹患する人もいます。

若い方が乳がんを発症した場合、その進行スピードも早いと言われています。
先日、とあるアナウンサーの方も34歳という若さで乳がんにより亡くなりました。
「自分はまだ若いから・・・」と他人事のように受け流さず、広い年齢層の方々に乳がんに関心をもっていただきたいと思います。

乳がんについて関心をもつ女性

乳がんが増えている理由

そもそもなぜ乳がん罹患者の数が増加したのでしょうか。
原因ははっきりとは解明されていませんが、近年、食生活の欧米化(油っぽい食事)女性の社会進出が進んだことでエストロゲン(女性ホルモンの一種。乳がんのがん細胞を増殖させる原因の一つであると言われている。)の分泌量が多くなったことが原因であると考えられています。

乳がん罹患者増加の原因とされるライフスタイルの変化

乳がん罹患者増加の原因とされるライフスタイルの変化
① 食生活の欧米化
食生活の欧米化

初潮が早くなり、閉経が遅くなった。

② 女性の社会進出
女性の社会進出

妊娠・出産を経験しない人が増え
月経の回数が多くなった。

エストロゲンの多量分泌によりがん細胞が増殖する

要チェック!早期発見のための乳がん検診

1.乳房X線検査(マンモグラフィ検査)

乳房X線検査は乳がんに有効な検診の1つです。
JA岩手県厚生連人間ドックセンターで実施している人間ドックでは、40歳以上の方を対象に基本検査項目内に含まれています。
一日人間ドックの詳細についてはこちらのページをご覧ください。

検査方法

上半身裸になり、乳房を全体が写るように撮影装置の検査台にのせ、乳房の厚みが4~5cmになるように、乳房を上下から圧迫し検査します。

※苦痛を少なく受診いただくため、生理開始1週間~10日頃の検査がおすすめです。

乳房X線検査

2.乳房超音波検査

こちらも乳がん検診の1つです。
JA岩手県厚生連人間ドックセンターでは、39歳以下の方を対象に基本検査項目内に含まれています。また、40歳以上の方でもオプション検査として受診可能です。
一日人間ドックの詳細についてはこちらのページをご覧ください。

検査方法

仰向けになり、乳房に超音波を当てて検査します。

乳房超音波検査

乳房X線検査と乳房超音波検査の特徴

  乳房X線検査 乳房超音波検査
メリット
  • 乳房全体の状態を把握可能。
  • 腫瘤(しこり)や石灰化の有無が把握可能。
  • 年齢に関係なく腫瘤(しこり)の有無が把握可能。
    (乳腺としこりの判別が容易)
  • 乳腺が発達した若い方でも検査可能。
デメリット
  • 乳腺が発達している場合、しこりの発見が難しい場合がある。
  • 微細の石灰化(※)の発見は難しい場合がある。

(※)石灰化…乳腺の中にあるカルシウムの沈着物。石灰化の半数以上は良性ですが、中にはがん細胞の影響から石灰化になることもあります。

日本人の女性は若い方を中心に高濃度乳房の方が多く、乳房X線検査だけでは小さなしこりが発見しにくいと言われています。 そのため、乳房超音波検査も併せて受診いただくと、より一層乳がんの早期発見に有効です。

ご自分の状態に合った健診を定期的に受診し、乳がんの早期発見と治療に役立てましょう!

この記事の執筆者

千葉 尚子 保健師
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